新型コロナウイルスの感染症法上の分類変更に伴う 生活の森グループの活動方針について*生活の森グループ
お客様方へ
いつも生活の森グループの活動に、ご理解、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
ご存じのように、日本政府は、この5月8日から、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を、季節性インフルエンザ同等の「5類」に引き下げました。本日は、この件につきまして、生活の森グループとしての考え、活動方針につきまして、お話しさせて頂きたいと思います。
2020年春から、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、換気、消毒、マスク着用、三密回避といった感染防止対策が、日本国内、世界各国で行なわれてきました。
風邪ウイルスの一種でありながら、免疫逃避、繰り返す変異といった、様々厄介な特徴を持ち、人類を翻弄してきました。これまで、多くの人類の危機を救ってきたワクチン、新薬においても、研究者の日夜の研究、努力にも関わらず、決定打を打ち出せないまま、世界的混乱は3年余にわたって続いてきました。多くの命が失われ、一方で、後遺症によって苦しむ方々も多くおられます。ここに来て、世界的な感染が縮小してきたのは、そうした大きな代償あってのことであろうと言われています。
ただ、国により、地域により、感染状況は大きく異なります。日本では、つい数ヶ月前に、これまでで最も大きな感染の波に見舞われ、これまでで最も多くの犠牲者を出したばかりです。ワクチンの効果にも限界が見え、特効薬は未だ作り出されておらず、後遺症への対応に至っては個別の医療従事者頼みです。新たな変異株は、さらに感染力が増大しているといい、実際、世界各地で、すでに次の感染拡大が始まっており、日本もまた、急激な感染拡大が起こりつつあるとされています。
このような状況下で、なぜ、感染法上の分類を「5類」に下げなくてはいけないのか。加えて、感染拡大防止の効果が認められているマスク着用の緩和促進まで、なぜ行なうのか。あたかも、新型コロナウイルスの脅威が消え去ったたかのように、なぜ・・・。わからないことだらけです。
5月6日、WHO世界保健機構は、「新型コロナウイルス感染症は、世界的な脅威ではなくなった」として緊急事態宣言解除を発表しました。しかし、一方で、テドロス事務局長は、このようにも述べています。
「今、どの国も一番してはならないことは、このニュース(緊急事態宣言解除)を理由に、油断したり、構築したシステムを解体したり、国民に〝COVID19(新型コロナウイルス)は心配ない”というメッセージを送ることだ。COVID19が再び我々の世界を危機に陥れるようなことがあれば私は躊躇なく新たな緊急委員会を招集するだろう」
専門家の皆さんは、口を揃えて、こうおっしゃっています。
「5類になったからといって、新型コロナウイルスが安全なものに変わったわけではない」
「まだこれからどんな変異株が現れ、何が起こるか、全くわからない」
世に、「わからない」ほど恐ろしいものはないと感じます。
この3年余、生活の森グループでは、換気、消毒、マスク着用、三密回避の感染防止対策を行ないながら、活動を続けて参りました。
新型コロナウイルス感染症においては、自分が感染しないこと、大切な人を守ること、そして社会を守ることは、一つのことです。
明日の地球のために、自分に、自分たちにできることを、と長年、微力ながらこつこつと活動してきた私たちにとっては、これも活動の重要な一環であり、使命であると感じています。
そして、それは、その思いは、これからも何ら変わることはありません。
こうした日々が、いつまで続くのかは、だれにもわかりません。
けれど、この瞬間、今日一日、努力、工夫を重ねていくことによって、未来は拓けると信じています。
柔軟に考え、判断することも忘れず、決してぶれることもなく、今後も、万全の感染症防止対策を行なってまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。